最近、体に違和感を感じてしまう。
なぜか体の調子がおかしい・だるいなと思う事が増えてきたり、家でも仕事でも
感情的になっていると思う事が増えていませんか。
それはもしかしたら、自律神経が乱れ始めているかもしれません。
そこで患者様から「自律神経についての質問」を頂きましたので、簡単ですがお答えします。
ご質問内容




といったご質問をいただきましたので、私がわかる範囲、説明していきますね。
まずは、Iさんからご質問の説明をしますね.
自律神経とは?
臓器や器官の機能を、自分の意志と関係なく調節している神経です。
「自分の意志と関係なく」とは、脳からの指令がなくても、独立して働いているのです。ですので、心臓は休みなく働き続け、自分の意志では止めることはできないのは、このためです。
自律神経の働きとは?
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経が動いている時は、副交感神経が休むことが多く、副交感神経が動いている時は、交感神経が休むことが多いです。
そして、交感神経と副交感神経が交互に動きながら、全身の調整してくれています。
1.血液の調整
2.内蔵の調整
3.免疫の調整
4.睡眠の調整
5.汗の調整
と体を助けてくれています。
交感神経が優位に働いている時
交感神経は、起きている時に活動的なときに活躍する神経です。交感神経が働くと、瞳孔は拡大し、心臓の拍動は速くなり、血管は収縮して血圧を上げ、体は気持ちが高ぶっている状態になります。
たとえば、喧嘩している時、強い恐怖を感じたとき、興奮したとき、はげしい怒りを感じたとき、緊張したとき、悩みや不安をかかえているときなども、それらに反応して交感神経が働きます。
交感神経に偏りすぎると、神経が過敏状態が続くため、少しの行動などで感情が過敏になってきます。
副交感神経が優位に働いている時
副交感神経は、体を、休息させるように働く神経です。副交感神経が優位になると、瞳孔は収縮し、脈拍はゆっくりとなり、血圧は下降して、体も心もリラックス状態になります。特に、寝ている時、癒されている時に優位になります。
自律神経の働きは、そのときどきの状況に応じて体をうまく適応させることですが、それを具体的にみると、このように交感神経と副交感神経という二つの神経が必要に応じて、ちょうどスイッチを切りかえるようにお互いがうまく切りかわりながら、各器官の働きを調節していることがわかります。そのおかげで、体や心の健康が保たれているのです。
このように、自律神経はこの二つの神経により体のバランスが保たれていますが
様々な原因で、偏った状態の方が多く見受けられます。
その自律神経が乱れる原因とは
自律神経の乱れの原因はこちらのページに載せています。
その他に、原因ページを作った後に思い当たる事をこちらに載せておきます。
その他の原因とは
今や問題になりつつあるパソコンやスマートフォンなどのやりすぎなども挙げられます。
パソコンはスマホを操作や見続けると、目が疲れやすくなったり、脳が起きた状態(興奮状態)になり、脳の神経が過敏になり様々な症状が引き起こす事があります。
自分で整える方法とは
- 瞑想(もしくは座禅)
- ちゃんと睡眠をとる
- 食生活
- 適度な運動
- 休養時間を設ける
- 体の緊張をとる
瞑想

自分がリラックスできる場所(森林、湖など)で目を閉じ、背筋を伸ばして頭を真っ白の状態すると、自律神経は落ち着いてきます。(わかりやすいのが、座禅ですね)
初めの方は、「気になる事」や「やらないといけない」などが頭で色々考えてしまいます。
いきなりは、頭の中は真っ白にはなりません。
私もそうでした。
そこで、色々と考えてしまったら言葉でも心の中でもかまいせんので、「ダメダメ」と言ってみてください。
一瞬でも真っ白になります。時間をあけながら、考えがいっぱいなればもう一度言ってください。初めの方はその繰り返しになります。
やっていくと、だんだん考える事が減ってきます。ぜひやってみてください。
十分な睡眠時間
約7時間くらい良いと言われています。寝不足や昼夜逆転していると、自律神経が乱れやすくなります。
食生活
バランスがとれた食事=お肉ばかりや・コンビニのお弁当ばかりではなく食物繊維をしっかり取り入れた食事。
適度な運動
適度の運動をすることで筋肉の緊張が取れやすくなり、血液・リンパ・脳脊髄液の流れがよくなってきます。
ですので、ウォーキングや散歩なども良いと思います。
(ただし、無理は禁物です。自分の体をよく知っているお医者さんにアドバイスをもらう事も大事です)
自分の休養時間を設ける
仕事や家庭の中でも休養時間を設ける(少しのリラックスする時間)
どんなことでも構いません。
例えば、友達とランチやショッピングに行く・おしゃべりをする・ドライブをするなどです。お金がかからず、自分が楽しいと思う事をしてみましょう。
仕事などで働き詰めであれば、交感神経が頑張り続けるため自律神経に負担がかかります。現代では、ストレス社会と言われています。人はストレスを感じると自律神経(交感神経)が高まり、筋肉を緊張させ、血液、リンパ、脳脊髄液の流れのスムーズさがなくなってしまいます。
体の緊張を取り除く
大きく筋肉の緊張状態が続くと、自律神経が偏っている状態でもあります。
整体やマッサージでも自律神経が落ち着くことはありますので、ぜひお試しください。
体を休めやすい体にしましょう。
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