パニック障害の薬物療法とは?

突然恐怖感に支配されるパニック発作とそれに伴う予期不安によって日常生活が送れなくなるのがパニック障害という病気です。

様々な有名人がパニック障害を告白するようになったことで、徐々に世間的にも浸透してきました。

一方、パニック障害の治療法に関してはあまり知られておらず、どのような治療が行われているのかという情報が少ないように感じます。

そこで今回は、一般的に言われている事、患者様の体験を含めたパニック障害の治療法、特に薬物療法を重点的にお話していきたいと思います。

パニック障害を克服するための2つの治療

パニック障害の治療方法は大きく2種類に分類することができます。

『薬物療法』と『認知行動療法』です。

これら2つの治療法をバランス良く行うことが重要です。

薬物療法だけではパニック障害を克服することはできません。

また、薬物療法なしには認知行動療法はできません。

『薬物療法』と『認知行動療法』を治療の両輪として、バランス良く実践していくことが重要になります。

パニック障害の薬物療法

ここからは、パニック障害の薬物療法に焦点を当てて解説していきます。

パニック障害の薬物療法の目的は『予期不安を克服するサポートをする』ことです。

薬を飲んだだけで根本的な解決になるわけではなく、薬のサポートを受けながら、少しずつ『自信』や『強さ』を取り戻していくことが大切です。

そんなパニック障害の治療に用いられる薬は大きく分けて2種類です。

  • セロトニンを増やす薬
  • パニック発作を抑える薬

セロトニンを増やす薬

パニック障害の薬物治療において最も重要な薬が『脳内のセロトニンを増やす薬』です。

この作用を持つ薬としては、セルトラリン(ジェイゾロフト)という薬が有名です。

セルトラリンを内服することで、脳内のセロトニンの量が増加します。

パニック障害患者は脳内のセロトニンの量が少ないことが分かっているため、不足しているセロトニンを補うために『脳内のセロトニンを増やす薬』が使用されます。

セロトニン量が一定の水準に達することで、不安を感じにくくなったり、心の安定を手に入れやすくなったりします。

しかし、セルトラリンを飲んだからといって全く不安を感じない体質に変化するわけではなく、最終的には自分自身で不安を克服する勇気が必要です。

 パニック発作を抑制する薬

セルトラリンによって脳内のセロトニンを増やすのが根本的な治療ですが、セルトラリンは効果発現までに時間がかかる他、いざ発作が起きた時にもそれを止める力はありません。

そのため、『いざという時に発作を止める薬』が使用されます。

このタイプの薬は、『発作の前兆』を感じた時に内服する頓服薬であり、毎日飲むタイプの薬ではありません。

毎日飲むことで依存性が形成される可能性もありますので、使用方法には注意が必要です。

しかし、効果発現が早く、数分から15分程度で『焦り』や『不安』などの気持ちを落ち着かせる作用があります。

パニック障害患者は自分自身で『発作の前兆』が分かるようになりますので、前兆を感じた段階でこのタイプの薬を飲むことで、大きな発作を回避することができるようになります。

漢方薬

上記のふたつ以外にも、不安な気持ちや焦りを抑えるための漢方薬が使用されることがあります。

漢方薬は個人の体質や体調に応じて選択されますので、『パニック障害にはこの漢方が良い』というものはありません。

しかし、人によっては漢方薬が奏効することもありますので、主治医に相談してみるのも良いでしょう。

パニック障害を克服するためには?

パニック障害を克服するためには、『勇気を持つ』、『自信をつける』、『強気になる』ことが必要です。

薬はあくまでもサポート役であり、最終的には自分自身で克服するしかありません。

  • 薬を飲んでいるから大丈夫
  • お守りの薬を持っているから大丈夫
  • 最悪発作が起きても薬があるから大丈夫

このように『薬があるから大丈夫』と思えることが非常に重要です。

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